フルーツ
ベトナムでよく目にする果物です。
日本でもたまに目にする機会がありますが、ベトナムでは日常的に見ることができます。
日本でもたまに目にする機会がありますが、ベトナムでは日常的に見ることができます。
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Thanh long (ターン・ロン)
ドラゴンフルーツはサボテンの一種で、栄養が豊富の果実と知られています。
中身の果肉は一般的に白で、黒胡麻のような種があります。 食べる時は種を取り除かなく食べられるので、キウイフルーツと似た食感です。 ドラゴンフルーツの花は夜間に咲く花で、月下美人の花と似ています。 そして、花は食用にもなります。 ドラゴンフルーツの果肉に含まれているヌルヌルの成分は血圧を下げる効果と便秘を改善する効果があると知られています。 また、低下ローリで、水分がいっぱいの果実なので、美肌効果もあります。 ベトナムでドラゴンフルーツの栽培のメインは南部の各地方です。 最近ベトナムから輸入されたドラゴンフルーツはスーパーで簡単に購入することができます。 |
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Sau rieng (サーウ・リエーン)
ドリアンは栄養豊富の果実のため、果物の王様と呼ばれています。
ドリアンは強烈な臭いと皮に硬いトゲが特徴で東南アジアでよく栽培されています。 果実の中は部屋に分かれて、各部屋に種があります。 食べられるところは種の周りの柔らかい部分だけで、全体と比べたらとても少ないです。 ベトナムでドリアンはシントーを作ることが多く、滑らかな甘さとクリーミーで女性に大人気です。 その他、ドリアンのアイスや、ドリアンゼリー、ドリアン飴などもあります。 |
↑ スターフルーツの花 |
Khe (ケー)
輪切りした断面が星形に見えることから、スターフルーツと呼ばれています。
東南アジアでよく栽培されて、季節は6月から11月までです。 スターフルーツは小さいピンクの花があります。 果実の色は熟すに従って若い緑から黄色に変わります。 種類は2つあって、甘みの強い甘み種類と酸味の強い酸味種類があります。 甘み種類は生食に向いて、酸味種類は砂糖漬け、塩漬け、或いはスープなどに向いています。 綺麗な星形のスターフルーツのスライスはデザートの飾りにも使えます。 |
↑ パパイヤの花 |
Du du (ドゥ・ドゥ)
パパイヤは青い物は調理用で、完熟したものは果物として食べられています。
完熟したパパイヤはとても甘くて、ビタミンAが豊富な果実なので、目の乾燥や肌の乾燥、快便の効果があります。 そして、肌荒れを防止して、若々しい肌を保つとされています。 但し、パパイヤは長期間でたくさん食べると、肌が黄色になるので、気をつける必要があります。 パパイヤを食べる時に、皮を薄くスライスして、真ん中の黒い種を取り除いて、果肉は一口代にカットしたらすぐ食べられます。 ベトナムではパパイヤは一年中出回る果物です。 日本では、東南アジアから輸入するパパイヤをスーパーで購入することが出来ますが、味は完熟のと違います。 ※青いパパイヤの紹介はこちら |
↑ インドマンゴー ↑ タイマンゴー ↑ アップルマンゴー |
Xoai (ソアーイ)
マンゴーは東南アジアが原産地で、気温が高い国々の果物の代表です。
マンゴーは皮膚の乾燥を防ぐビタミンAやハリのある肌の保つビタミンCが豊富な果実と知られています。 マンゴーの種類はたくさんありますが、種類によって味も若干違います。 熟したマンゴーは香りと甘みが強いのに対して、未熟のは香りがなく、酸味が強いです。 ベトナムでは、熟した果実は皮をスライスして、種を切りぬいた後、果肉は一口代をカットして食べます。 未熟の物は塩と唐辛子を混ぜて、スライスした果肉をつけて食べるか、又は混ぜた唐辛子塩と揉み込んで食べるのは一般的です。 甘みよりも酸味と歯ごたえを楽しむ食べ方です。 日本のスーパーではタイやフィリピンから輸入する値段が手ごろなマンゴーの他、国内の宮崎県の高級マンゴーも購入することができます。 ベトナムのマンゴーはどちらかというと、タイのマンゴーに似ています。 |
↑ 観賞用のパイナップル ↑ 食用のパイナップル |
Dua (ズーア)
パイナップルは熱帯各国の有名な果物です。
パイナップルは大きく分けると、観賞用と食用があります。 観賞用のパイナップルは果実が小さくて、色が鮮やかで、食用の物は果実が大きくて、未熟の時は濃い緑で、熟した時はオレンジ黄色です。 未熟から熟す段階に連れて、果実からの甘い香りが強くなります。 普段私たちが食べるパイナップル部分は実はパイナップルの実ではないです。 食べる部分は花の芯と果汁を含める葉っぱです。 本当のパイナップルの実は表面の小さい花弁の中です。 生で食べる方法の他、パイナップルは肉を柔らかくする効果もあります。 ベトナムではパイナップルが生春巻きの具と一緒に巻いたり、スープに入れたり、牛肉と炒めたりする料理(牛肉とパイナップル炒め)がよくあります。 |
↑ バナナの花 ↑ フィリッピンバナナ(ジャイアント・キャベンディッシュ) ↑ モンキーバナナ |
Chuoi (チュオイ)
ベトナム人にとって、バナナは生活の中でとても身近な植物です。
ベトナムの田舎に行ったら、どんな家庭でもバナナを栽培するのは珍しいことではありません。 バナナは色々な種類があって、品種によって皮の色が異なります。 普段はよく知られる緑色と黄色の他、桃色や紫色のバナナもあります。 ベトナムで生食用の黄色バナナと調理用の緑バナナが一般的です。 バナナは木と思いがちですが、実際はバナナの茎は葉が包まって出来たものなので、偽茎と呼ばれて、木ではありません。 本当の茎は地下にあって、横に這う短いものです。 また、バナナは一本の偽茎につき一回だけ開花して、房を作った後枯れてしまいます。 ベトナムでは、バナナの実はもちろん、葉っぱや花、茎まで料理に利用されます。 バナナの実は生食用の他、皮を剥いて、実を軽く潰して天ぷらにするBanh Chuoi(バン・チュオイ)と言うものがあります。 葉っぱは料理の包みものとして利用されるのが多いです。 花と茎は薄くスライスして、あく抜きのため酢水につけて、レタスや各種類のハーブと一緒に食べるサラダが一般的です。 |
↑ サトウキビの皮を削る |
Mia (ミェー)
サトウキビは砂糖の原料になる農作物としてよく知られています。
サトウキビの茎は竹のように節があって、長い葉が特徴です。 ベトナムでは、よく見かけるのは紫と薄い黄緑のサトウキビです。 黄緑の方は紫と比べると、やや硬いですが、甘みが強いです。 サトウキビは砂糖の原料の他、生で食べることも多いです。 硬い皮をナイフで削って、節を取り除いて、中の白い部分を十字の縦に割って、口の中で汁を味わった後カスを吐き出します。 その他は夏の大人気のサトウキビジュースや「サトウキビのエビ巻き」という料理があります。 |
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Qua buoi (クア・ブオイ)
ベトナムではザボンの色と言えば、黄緑と黄色があります。
品種によって大きさと重さが違いますが、一般的には果実の直径は15㎝から20㎝まで、重さは500gから2㎏位までです。 見た目がちょっと似ていますが、間違いやすいのはザボンとグレープフルーツです。 グレープフルーツはザボンとオレンジを交配してできた物で、ザボンと比べたらグレープフルーツの方は直径が小さく、皮が薄く、強い酸味と苦みの持ち主です。 それに対して、ザボンは果汁が少なく、皮が厚く、さわやかな香りと甘みが特徴です。 これを生かして、ベトナム人はいろいろな食べ方や活用方法を作り出しました。 例えば、ザボンの果肉を使ってGoi buoi(ゴイ・ブオイ)という和え物を作ったり、皮と果肉の間のスポンジを使って若者に大人気のデザートのChe buoi(チェ・ブオイ)も作られます。 その他、ザボンの花の強い香りを利用して、茶葉と一緒に入れて、香りをお茶に移すChe uop hoa buoi(チェ・ウオプ・ホア・ブオイ)や、スライスしたザボンの皮を乾燥させ煮込んだ汁を洗った髪にかけることで艶がでて、リンスの効果にもなります。 また、ザボンの種に針金を通して乾燥させ、棒に結んで火をつけると、種がパチパチと大きな音をたて燃えるので、旧暦の8月15日の昔の子供の遊び道具にもなりました。 特に、ベトナムの旧正月にはお供え物として使われる5つの果物の中にザボンは必ずあります。 ベトナム人の生活に馴染んだ果実として、ザボンの名前を挙げるは過言ではありません。 |
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金柑
Quat (クーウアト)
金柑は皮が甘くてジャームの材料としてよく知られていますが、ベトナムでは金柑がレモンの代わりの役割も果たします。
レモンの値段が高い時とか手に入らない時とかフォーのお店に行ったら、レモンではなく、金柑が置いているのが珍しくないことです。 食べ物の他、金柑の木は裕福をもたらす植物として思われるので、ベトナムの旧暦のテトでは皆の家族に欠かせない植物です。 旧暦のテトが近づいたら、臨時の金柑の木と桃の花を売る市場まであります。 食用、観賞はもちろん、金柑の花はさわやかな香りもあります。 |